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2008-01-09 (Wed)
23日に貰った友達の小説が素敵だったので私も書いてみました。

返信手紙に入れておきます☆

兄サイマンガ、小説はスミマセン!!
ずっと前から手紙を放置していたので・・・。 汗


オリジ小説ですが、よろしかったら暇つぶしにどうぞ↓↓
BLOKな方のみでよろしくお願いします!














今日もまた寒い。


冷たい風が俺とウタにぶつかる。


「・・・寒いねーー!!」
そう言ってウタは俺に細い体を寄せて歩いた。

それだけで俺はどうしようもなく戸惑ってしまう・・・。
心臓の音がウタに聞こえてしまわないかと不安になる。


こんなの、おかしい。


「もっとくっつく?寒い?」

ウタがこっちを見上げていた。


「・・・なんで。」
冷たく冷たく言い放つ。
気づかれたら一緒にいることさえ出来なくなる。

「んー?だって、眉間にしわ寄ってるからさ!寒いのかと思って!」
ウタが笑いながら覗き込んできた。

が、俺は顔を見られないようにそっぽを向いて歩きを早めた。
ウタとの距離が離れていくのが分かった。

真っ赤な顔を見られるより、いっそ嫌われてしまった方がマシなんじゃないかと思う。






「・・・・っ!!」
いきなりの体当たりで前につんのめった。

ウタの腕が俺の腰に巻きついているのが、分かった。

「・・・何で冷たいの。」
「男にくっつかれて嬉しいヤローはいねーよ。」
離れろとばかり、俺はウカの腕を引きはがそうとした。

が、ウタの力は想像以上に強くって、出来なかった。
心臓が、はねた。


「皆といるときは冷たくないのに・・・。」
ウタから漏れた声は細く、弱かった。


「・・・・。」



とりあえず、腕は引き離した。

そして今日初めてまともにウタを見た。


(・・・寒いはずだ。)
ウタは薄着で震えていた。
バカじゃないか。


「僕のこと好きじゃない・・・?」

その問いに、マフラーをほどこうとしていた手が止まった。


「なんでそんなこと聞く?」


ウタはゆっくり口を開いた。
「皆は好きって言ってくれるから。」

「あいつらは、仲いいのが好きだからな。」
自然とため息が漏れた。

それは結構な量だった。
すべて白くなって消える。


再びマフラーをほどく作業に取り掛かった。


「ねぇ、どう・・・?」
ほどき終わったマフラーをウタの顔に巻いてやった。
ウタは不意をくらってマフラーを目もとから首元までずり下げていた。

「・・・これ」
「皆が皆、そういう言葉を簡単に出せるわけじゃない。それ、巻いてていい。」


首元が寒いはずなんだが、心臓の動きが激しく、暑いくらいだった。
やはり、早く帰ることにする。



「・・・僕は好きだよ!ありがと!!」


後ろから声が聞こえた。
空耳だと思い込む。

・・・上着も、要らないくらいだ。





                                          おわり


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